フラット35を借りる人の割合。
昨日に続き(一社)不動産流通経営協会が発表した「不動産流通業に関する消費者動向調査」のなかで、フラット35についての記載、
【平成23年度に、フラット35またはフラット35Sが適用可能な住宅を購入した世帯のうち、実際に融資を利用したのは、新築住宅購入者で29.9%、既存住宅購入者で30.4%と、約3割となった。
利用した理由(複数回答)で最も多いのは「長期の固定の利率で借りられる」で、新築住宅購入者(総数71人)で84.5%、既存住宅購入者(総数54人)で61.1%を占めている。】
調査の分母数が955件と少数なので、実態を完全に反映しているとは言えないでしょうが、約3割の利用者というのは、感覚的には実際よりも少々少ないと感じます。
フラット35の最大の特徴である“全期間固定金利”に魅力を感じて利用するのであれば良いのですが、なかにはフラット35でなければ融資を利用できなのでフラット35を利用するという方もいらっしゃいます。
「住宅ローンは自分で選ぶ時代」と言われて久しいですが、実際には自分できちんと考えて納得の上に選択する方はまだ少数でしょう。実態は“不動産会社に薦められた”とか“知人と同じ物にした”などの理由で選択する人の方がはるかに多いです。それでもまだ“選択”できる方は良い方でしょう。
フラット35しか融資が使えなかった方の場合は問題があるかもしれません。フラット35は民間の住宅ローンに比べて審査が甘い傾向にありますので、住宅業界では「あのお客さんはフラットならなんとかなる。」として、資金的にきつい人ははじめからフラット以外の融資の話をしないこともあります。
自分の意志で住宅ローンを決めて住まい探しをするのでなく、営業マンから“フラット35しか勧められない”とか“特定の銀行の変動金利商品しか勧められない”人は住まいの取得を一から見直した方が良いでしょう。
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