お家の進路相談所スタッフブログ

家族信託で実家の空き家対策

2017/2/10

 

「将来、実家が空き家になりそうだけど、その時に母が認知症になっていたらどうなるの?」現在の空き家問題の理由の一つが認知症です。

 

ご相談者様のお父様は既にお亡くなりになり、お母様が一人でご実家を相続し、一人暮らしをされていたとのこと。最近そのお母様の体調がおもわしくなくなり、施設に入所することになったが、もしこのまま認知症になってしまったら、実家を売却することも賃貸に出すこともできなくなってしまうことに気づき相談にみえました。

 

売却や賃貸などの契約行為は、認知症などになってしまうと原則的にできません。たしかにこのまま放置しておくと、ご実家はどうすることもできない「塩漬け状態」に陥り、その期間が短いと悲しいことですし、長ければ経済的負担がのしかかるという状態になってしまいます。

 

このような場合、できるだけ費用をかけず短期で対処する方法として「家族信託」をお勧めできます。お母様が実子の一人にご自宅を信託し、管理・処分の権限を与えておけば、その子(受託者)が適切な判断を行い、塩漬け状態に陥ることを防ぐことができます。

 

核家族化と少子化が進むほど空き家問題は深刻になっていきます。問題が顕在化する前に対策を講じておけば、争続(争う相続)などの悲しい事態を回避することができます。しかしこのような申し出は、子供の側からからは言い出しにくいものでもあります、できることであれば親の側から切り出してあげてほしいものです。

 

 

 

 

 

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