お家の進路相談所スタッフブログ

住まいのデリケートな音の問題。


 


20130720


 


弊社の建物の隣に土地開発の記念碑があるのですがそこに立派な桜の大木が1本植えられています。最近は早朝からその桜に群がるセミの鳴き声が、まるで悲鳴の大合唱の様子で耳が痛いほどです。酷暑になりそうなこの夏、せめてもう少し静かにしてくれればこちらは楽になるのですが、セミにとってはやっと出てきた地上ですから精一杯声をからして生き抜かなければいけないのでしょう、ここは人間が譲歩するしかありません。


 


マンションから一戸建てに引っ越しされた方で意外に思われるのは「音」です。鉄筋コンクリートのマンションは木造住宅に比べれば遮音性が高いのでまわりの音はさほど気になりません、ましてや高層階にお住まいだった方は地上の音に全く縁がなかったので、戸建て住宅に住み替えるとまわりの音に驚かれます。


 


地上に降りてくると道路を歩く人の足音や会話、自動車の騒音、自然界の風や雨、虫や鳥など騒音のもとが何倍にも増えます。戸建て住宅を計画される時に、知人などから「意外に戸建て住宅は外の音が気になるからしっかり作った方がいいよ。」とアドバイスされていたりすると入念に遮音性能を高めることに執着される方も見えます。


 


10年ほど前にお手伝いさせていただいたお客様で「外の音が入ってくるのも嫌だし、中の音が外に漏れるのも嫌だ。」という方が当時としては最高性能クラスの遮音性を持った家を建てていただいたことがあります。無事、希望通りの家が完成したのですが後日入居後に意外な問題が発生しました。


 


確かに外部からの音の進入は相当低く抑えられ、内部の音も漏れないのですが、内部で発生する生活音の行き場が無くなり家族間の音のプライバシーが保てなくなってしまったのです。一階で落としたスプーンの音が二階の寝室でも聞き取れるぐらいの状態でしたので、そこのご主人曰く「自由に屁もできん。」家になってしまいました。


 


 


現在では遮音性の高い建物でも室内の建具や床の素材などを工夫することにより、部屋間のプライバシーを向上させることはできるようになってきましたが、構造的な特徴でどうしても建物内に音がこもる工法もあります、自分がどれぐらいの遮音性能を求めているか早い段階で設計者に伝えておくことによりトラブルは避けられるでしょう。


 


 


 


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