お家の進路相談所スタッフブログ

どうして変動金利が多いのか?

 

オリンピックが始まりました、なでしこの快調なスタートにあやかってロンドンから日本へ明るい話題を届けていただけることを期待しましょう。でも中継が深夜なので睡眠不足との戦いが悩みの種です。

 

住宅ローンを借入する時に、金利のタイプをどれにするかは非常に悩みます。住宅金融支援機構の直近のデータによると、相変わらず変動金利での借り入れが半数以上を占めています。固定期間選択型が大きく減少して、代わりに全期間固定型が増えました。

 

銀行のタイプ別でみると、都市銀行から第二地銀などは変動金利での貸し出しが6割以上で、その他の信用金庫等では変動金利の割合は4割程度にすぎません。このあたりの傾向はここ何年も同じような傾向です、このような違いが出る理由はいったいなんでしょう?

 

もともと(給与振り込みなどの)口座数が多いから、変動金利型が一見魅力的に見える商品のラインナップが揃っているから、提携している建築会社が多いから、営業力があるから・・・などなどいろいろ考えられますがこれほどの差が出る理由は解りません、私見ですが都市銀行自体と住まいの売り手が積極的に『変動金利型住宅ローン』を勧めることが最大の理由なのではないでしょうか

 

借入金4千万円、返済期間30年の場合、変動金利0.875%だと毎月の返済額は126,372円、全期間固定金利2.49%で157,840円(いづれもボーナス返済無し)となり、その差は31,468円(年間で377,616円)もの差になりますからだれでも魅力的に見えますね。しかもこの15年はほとんど金利が変動していないので、その間に限った話であれば間違いなく変動金利型の方が“お得”だったということは間違いありません、そんなデータを見れば変動金利で住宅ローンを組みたくなるのもわかります。

 

しかしデータだけを見れば変動金利に魅力を感じるのは明らかでしょうが、なぜ金融機関の種類の違いで、変動と固定の比率が大きく変わるのかは説明が付きません。重ねての私見ですが、やはり金融機関と住まいの売り手の“姿勢”(ここではハッキリ言えませんが)が結果に表れているのではないでしょうか

 

人生で最大の買い物は『住まい』だといわれます、でも実はそれは間違いで『住宅ローン』が最大の買い物です。その最大の買い物に対して本来はもっと時間をかけて検討して決めなければいけないのではないでしょうか。

 

 

 

 

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