お家の進路相談所スタッフブログ

住まいづくりの満足度を上げる方法。


 


20130810


 


 少々昔の資料ですが経済産業省が「平成20年度住宅・住宅設備に関するCSアンケート調査」の結果を公表しています。調査の目的は一戸建ての注文住宅及び住宅設備に対して消費者が求めている性能・サービス等に対する期待と実際の満足度の調査です。


 


 調査結果で特に興味深いのは“建物の満足度と重視度”の項目です。例えば「キッチンの使い易さ」などは重視度も満足度も最も高くなっています。たしかにキッチンの使い易さを軽視する人はほとんどいませんし、日本には世界で一番売れているシステムキッチンが存在するほどですので元来クオリティーは高いでしょう、よって満足度も必然的に高くなるでしょう。つまり日本で住宅を建てるのであればそれほど悩まなくても満足いくキッチンは手に入るのです。


 


 対して、重視しなかったので満足度も低くなってしまったのは「隣室間と上下間の遮音性」です。家族間なのですから隣家とのトラブルに比べればまだストレスは少ないでしょうが、それでも音の問題は“親しき仲にも礼儀あり”でもあります。


 


 一戸建てなのに音の問題に悩まされてしまうのには様々な原因が考えられますが、近年になって音の問題が顕著になってきたのは理由があるのでしょうか?


 


 根本的な理由として認められているのは建物の気密性です。気密性の高い建物は外部からの遮音性には大変優れていますが同時に屋内では音の反響がおきることが知られています、各ハウスメーカーも対策は考えているようですが、コストに比例することにもなるので簡単にはいかないようです。


 


 せめて間取りなどの工夫で対策をしたいところですが、ハウスメーカーが自ら「我社の建物は家の中で音が反響してウルサイですよ。」とは口が裂けても言えません。ましてや間取りを考えている最中にそんな冷や水を浴びせるような言葉は禁句です、結局何も知らされないまま建物は建ってしまいます。


 


 顧客が知らないのをいいことに肝心な事を提案できないのはプロとしては失格でしょう。冒頭のアンケート調査のまとめにも以下のように記載されています。


【建物などハード面の満足度向上はもとより、サービス面、特に施主の求めに応じるだけでなく、施主が意識していないが専門家としての経験を活かして考慮しておくべき点も含めて、提案・アドバイスができるかどうかが、今後の顧客満足度向上のポイントになっている。】


 まったくもってそのとおりです。住まいづくりの満足度を上げる方法は、軽視されがちな点に気を配ることと、悪い点をきちんと伝えてくれるパートナーと出会う事ですね。


 


 経産省のアンケートはこちら


 


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