どれぐらいの年収の人が家を買う？
先日、住宅金融支援機構が公表した「民間住宅ローン利用者の実態調査」において、平成24年3月から6月の間で住宅ローンを利用した人の年収別実態のデータは以下の通りです。http://www.jhf.go.jp/files/100503761.pdf
～400万以下 11.6％
400万超～600万以下
38.7％
600万超～800万以下 25.1％
800万超～1000万以下 13.5％
1000万超～1500万以下 8.6％
1500万超～ 2.5％
サラリーマンの年収の中央値が概ね450万円ですので、一般の方の感覚とそれほどずれの無い結果だと思われます。
ただし、このデータでは“収入”が分かるだけで“支出”が分かるわけでは有りませんので「我が家の収入は他の人と変わらない大丈夫だ。」と短絡的に結論付けてはダメです。
日本人の年収は10年以上も下がり続けています、それなのに住宅の取得価格はそれほどは低下していません、すなわち収入に対しての住居費の割合は上昇し続けているわけです。
数年前の職場の先輩がたの経験談は全く役に立たないと断言してもよいでしょう、住まいの取得ほど過去の成功法則が通用しなくなってしまった世界は無いかもしれません。
大きな買い物をするときは「他の人はどうしているのだろう？」と気になるものですが、このようなデータはあくまでも“参考資料”にとどめておきましょう、一生に一回の買い物は他人のデータで決めるのでは無く、自らのデータをオーダーメイドで分析して決めなければいけません。
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