お家の進路相談所スタッフブログ

信頼できる不動産業者の選び方。

2016/5/22

 

 

この国では中古住宅や中古マンション、住宅用地などの不動産の個人間売買にあたり、不動産の売主と買主を幅広くマッチングさせ、売主と買主の双方に円滑な不動産流通を図るために、全国の不動産業者間のデータベースとして「レインズ」と呼ばれるシステムがあります。不動産業者は宅建業法において、売主から売却の依頼(専任媒介契約)を結ぶとレインズへ物件の登録が義務付けられています。

 

レインズが設置されている目的は、売主から依頼を受けた不動産業者が物件をレインズに登録・公開し、その情報を得た不動産業者が購入希望客へ斡旋をすることにあります。情報を共有することにより、「早く」「複数の業者を介入させることにより公平性を保ち」「適正な価格」で取引されることが期待されています。

 

しかしながら、不動産業者の中には、売主と買主の双方から仲介手数料を得ることを目的として、売主の承諾を得る事なく、レインズへの登録を遅らせたり、登録しても他の業者への物件の紹介を拒絶するなどし、物件の「囲い込み」という違法行為を行う業者が多く存在します。

 

この問題は、今始まった話ではなく、不動産業者の規模を問わず、不動産業界の悪しき慣習として続いてきました。このような悪習慣があるから「中古住宅」に不信感が生まれ、現在の中古住宅市場の低迷につながっているとも考えられます。

 

政府と国交省もこの状態を改善するべく、今年になってレインズの機能を変更し、囲い込みを減らそうとしていますが、不動産業者の性善説に基づいた変更なので、完全に囲い込みを無くすまでには至っていません。

 

 

弊社にご相談にいらっしゃるお客様からも「あの業者は「ウチは物件数№1です。」って言ってました。」というお話をうかがいます。そういった業者こそ囲い込みを積極的に行っていることが疑わしい業者で、「取扱物件数〇千件」とはレインズの情報を含めた数字なので、ただの誘い文句です。

 

これから不動産を購入するために、信頼できる不動産業者を探したいのであれば、囲い込みを積極的にしている業者は避けるべきでしょう。そのような業者は、売主のことすら大事にできないのに、買主のことなど真剣に考えてはいません、あなたは、「ネギを背負った鴨」の一羽にすぎません。

 

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