お家の進路相談所スタッフブログ

新築住宅が、さらに狭くなってきている。

2016/8/4

 

筆者が高校生の頃、「日本の家はその狭さから、海外から『うさぎ小屋』と揶揄されている。」と教わりました。何故かその教えに愕然とした私は、「大人になったら大きな家に住もう。」と心に誓いました。

今にして思えば、地方の田園地帯に生まれた私の生家は、面積は決して小さな家ではなかったので、何故に大きな家に憧れたのかわかりませんが、将来は‟住まいに関わる仕事“に付こうと考えた原体験ではあります。

 

その後は経済成長とともに、日本の住宅の面積は、欧米と比べても遜色ない広さになりましたが、それは一時的な現象となり、現在はまた徐々に小さくなっています。1980年に建てられた新築住宅の床面積の平均は120(36坪)㎡ですが、その後140㎡(42坪)近くまで広がり、2015年には35年前の水準の120㎡前後までに狭くなっています。

 

6坪の減少は、6畳の部屋が二部屋も無くなったのに等しい減少です。家が狭くなってしまった原因は、

①少子化

②各家族化

③所得の減少

④取得年齢の低下

⑤一人暮らし世帯の急増

等々が考えられます。

つまり、減少したのではなく、大きな家が必要なくなったので、必然的に小さくなったと見る方が自然なのかもしれません。

 

内閣府の調査によると、65歳以上の高齢者について、子どもとの同居率をみると、昭和55(1980)年にほぼ7割であったものが、平成11(1999)年に50%を割り、24(2012)年には42.3%となっており、子どもとの同居の割合は大幅に減少している。一人暮らし又は夫婦のみの世帯については、ともに大幅に増加しており、昭和55(1980)年には合わせて28.1%であったものが、平成16(2004)年には過半数を超え、24(2012)年には53.6%まで増加しています。35年の経過で、家族数だけで見れば、『我が家の住人は3人。』がスタンダードになってしまいました。

 

これから住まいを購入する人は、「将来、親と同居するかも。」や「子供が同居を望むかも。」「子供が増えるかも。」などの「もしかすると…。」に備えて部屋数や設備を増やしてしまう事は、「及ばぬは猶過ぎたるに勝れり」「甲張り強くして家押し倒す」「薬も過ぎれば毒となる」という教えが、現代の住まいづくりには最も必要な時代になったのかもしれません。

 

最近の「ミニマリズム」的思考や「断捨離」のブームは、住まいが狭くなったことが原因なのかと穿った見方をすると、何だか少し寂しくなります。

 

 

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